事故で死亡した20代女性について最終的な獲得金額が1億円を超えた事案
被害者:福井県内在住の女性(20代)
職 業:会社員
診断名:脳挫傷など
当事務所のサポートを受けた結果
最終的な獲得金額約1億円となりました。
賠償項目 | 最終的な獲得金額 |
死亡逸失利益 | 5600万円 |
死亡慰謝料(遺族分も含む) | 2800万円 |
葬儀費用 | 150万円 |
遅延損害金・弁護士費用 | 1500万円 |
合計額 | 1億0050万円 |
※主な賠償項目のみ
1 事故の態様
被害者は車を運転中に、居眠り運転の加害者車両に衝突されて、頭部に大きなダメージを負ってしまい、搬送先の病院で数時間後に亡くなられました。
2 検討
相手保険会社から、被害者側に一定の過失が主張されていたため、裁判できちんとした判断を受けたいという遺族の気持ちを踏まえて、提訴することにしました。
まずは自賠責保険金を請求した上で、提訴を行いました。
3 結果
裁判に移行しましたが、結果として、総額約1億円の損害が認められました(判決により終結)。
控訴審まで裁判を行いましたが、被害者側にも10%程度の過失があると判断されてしまったことについては残念でした。
ただし、最終的には、被害者自身の加入している人身傷害補償特約に保険金を請求し、過失相殺がなされていないのとほぼ同じ補償を受け取ることができました。
4 所感
控訴審まで争ったため、受任から解決まで約3年近くかかりました。裁判での緻密な損害に関する立証活動や、人身傷害保険等を活用等により、最大限に近い賠償金を勝ち得たかと思います。
若くして無念にもお亡くなりになってしまった被害者の遺族の気持ちにできるだけ寄り添い、少しでもお役に立ちたいという気持ちで事件に当たらせていただきました。
当事務所のWEBサイトをご覧いただきありがとうございます。福井県内での移動は、車での移動が当たり前の「車社会」になっています。ただし、その反動として、福井において、不幸にして交通事故に遭われてしまう方が多数いることも事実です。しかしながら、福井県民の中で、交通事故の被害に遭ったときに弁護士の相談するという発想自体がないこと、弁護士が入れば適正な賠償金額を得ることが出来るということ等を知らない人が多いと実感しています。もし、皆様の周囲で交通事故被害に遭い、お悩みになられている方がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にご相談下さい。