示談してしまった後でも、弁護士に依頼することはできるのか?
2021年06月22日
ときどきいただく問い合わせとして、保険会社と示談してしまったのだが、今から弁護士に依頼して、裁判基準で請求が出来ないかというものがあります。しかし、原則としてこうしたことはできません。いったん示談が成立すると、事故による損害賠償額は確定され、事故による紛争は最終的に解決されたことになってしまいます。
そのため、こうした問い合わせを受けるたびに、もう少し早く弁護士に相談してきてくれたらと思うことがあります。
そのため、こうした問い合わせを受けるたびに、もう少し早く弁護士に相談してきてくれたらと思うことがあります。
人身事故において、保険会社の提示があった示談案にそのままサインしてしまうと、ほとんどのケースで損をすることになります。人身事故では、私の経験上、保険会社からの提示額から増額がないケースはめったにありません。ですから、保険会社との示談前には、必ず弁護士に相談しましょう。
ただし、示談をしてしまった場合でも、示談書作成時に予見していなかったような後遺症が出てきた場合には、追加で賠償請求できる可能性があります。
そういったケースであれば、すぐに弁護士に相談しましょう。
当事務所のWEBサイトをご覧いただきありがとうございます。福井県内での移動は、車での移動が当たり前の「車社会」になっています。ただし、その反動として、福井において、不幸にして交通事故に遭われてしまう方が多数いることも事実です。しかしながら、福井県民の中で、交通事故の被害に遭ったときに弁護士の相談するという発想自体がないこと、弁護士が入れば適正な賠償金額を得ることが出来るということ等を知らない人が多いと実感しています。もし、皆様の周囲で交通事故被害に遭い、お悩みになられている方がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にご相談下さい。
- PREV
-
交通事故の勉強会に参加してきました
- NEXT
-
法人化に伴い、事務所名を変更しました。