自研センターの研修に参加してきました。
2021年06月22日
7月に、千葉県にある自研センター主催の2日間の研修に参加してきました。この研修は弁護士向けで、自動車の構造、修理技法、損害車両の見積方法など、基礎と実務を学ぶものでした。交通事故分野では、医学、工学、法学という3つの知見があるといわれていますが、主として工学の知見を学ぶ研修でした。
また、この研修は抽選です。私は、普段から交通事故を多く取り扱っていることもあり、この研修に参加したくて、弁護士になった年から、毎年、この研修参加の申し込みをしていましたが、いつも落選していました。
今年ようやく当選し、研修に参加できることをとても楽しみにしていました。
主な研修の内容は、講義形式の座学のほか、実際に車を使用しての構造確認や復元作業の見学、車の衝突実験の目の前での見学です。
- 最も印象的な内容は、実際の車を使用した衝突実験でした。
実験の様子はというと、私達の目の前で、車同士を追突させるというもので、かなりの迫力があり、激しい衝突音がしました。弁護士として、追突事故の事案はよく取り扱いますが、実際に車が追突する場面を見るというのは初めてでした。その後、追突によって生じた車の損傷を確認したり、シートベルトがどのようになるのか、エアバックがどのように作動していたのかなどを確認したりすることができました。
- 百聞は一見にしかずといいますが、衝突実験だけでなく、車の修理の方法を実際に見ることができ、自分の中でこうした衝突時の衝撃や車の修理過程をイメージすることが出来たと思います。こうしたことは、なかなか本を読んだだけではイメージがしにくいことですので、今後の大きな財産になる研修でした。
今後もこうした研修に積極的に参加して、交通事故の被害者救済のための活動に活かしていきたいと思います。
当事務所のWEBサイトをご覧いただきありがとうございます。福井県内での移動は、車での移動が当たり前の「車社会」になっています。ただし、その反動として、福井において、不幸にして交通事故に遭われてしまう方が多数いることも事実です。しかしながら、福井県民の中で、交通事故の被害に遭ったときに弁護士の相談するという発想自体がないこと、弁護士が入れば適正な賠償金額を得ることが出来るということ等を知らない人が多いと実感しています。もし、皆様の周囲で交通事故被害に遭い、お悩みになられている方がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にご相談下さい。