鎖骨骨折とは?
鎖骨は肩甲骨の上部にある細長い骨で す。鎖骨は一番折れやすい骨であり、肩に加わる衝撃を吸収するための、クラッシャブルゾーンの役割を果たしています。
そのため、交通事故で鎖骨骨折をするケースは珍しくありません。
経験上、バイクに乗っている方が被害者となられるケースで多く見られます。
鎖骨骨折には、骨折の部位により以下のとおりに分かれます。
- 鎖骨遠位端骨折
- 鎖骨骨幹部骨折
- 鎖骨近位端骨折
治療法
治療方法としては、多くのケースでは、バストバンド、ギブスで固定しての、保存的治療を行ない、
自然癒合を待ちます。
自然癒合を待ちます。
手術を行うケースというのは、皮膚に損傷が及ぶ場合や鎖骨の短縮が著しい場合などです。
後遺障害
機能障害
鎖骨遠位端骨折の場合、肩の可動域制限が生じることがあります。
この場合、可動域の制限に応じて、12級6号又は10級10号の等級認定に該当する可能性があります。
この場合、可動域の制限に応じて、12級6号又は10級10号の等級認定に該当する可能性があります。
変形障害
鎖骨骨折により、裸体になった時に明らかにわかる程度にまで鎖骨の変形治癒を残した場合、12級5号の認定となります。
神経症状
骨折部に痛み・疼痛を残す場合には、神経症状として、14級9号(又は12級13号)の認定がされる可能性があります。