自動車保険には弁護士費用特約をつけておきましょう。
2021年06月22日
弁護士費用特約とは、交通事故の被害に遭ってしまったときに、弁護士に相談する場合や示談交渉・訴訟等を依頼する場合、被害者の方が加入する自動車保険の保険会社が、必要な費用を負担してくれるという特約です。
このような弁護士費用特約について、自動車保険の保険契約に加入する際に、必要性がよく分からずに付けていない方も多いです。
しかし、弁護士費用特約についてはぜひ加入することをおすすすめします。
なぜなら、交通事故は誰もが被害者になりえます。これは自分に非がなくとも,誰にでも起こりうるものです。あなたに過失がない場合、仮に自動車保険に加入しているだけでは、保険会社はあなたの代わりに示談交渉をしてくれません。怪我の治療だけでも大変なのに、加害者の保険会社の担当者とご自身で示談交渉をしなければならないのです。
弁護士費用特約では、弁護士への相談料が10万円、弁護士への報酬や示談交渉・訴訟等に要する費用の総額は300万円を上限に支払われる内容のものが一般的です。
被害者の方の中には、「交通事故に遭い、弁護士に依頼したいが、解決までに費用がどれくらいかかるか分からない。」と、金銭面を心配されて、弁護士への依頼を敬遠されている方もいらっしゃると思います。このような場合、弁護士費用特約を使えば、自己負担なく解決することもできます。
弁護士費用特約の保険料は保険会社により異なりますが、平均的に年間1500円前後で付けることができます。また、この特約だけを利用しても、保険等級は下がりません。
被害者ご自身の保険契約に弁護士費用特約が付いていなくても、被害者の方の配偶者(内縁を含む)や同居の親族が加入している自動車保険等に付いている弁護士費用特約を利用できる場合もあります。
自動車保険は、更新時や事故の際などにしか確認しないものですので、被害者の方ご自身が、弁護士費用特約に加入していることを忘れてしまっている場合もあります。
一度、ご自身の保険契約を見直してみてはいかがでしょうか。
当事務所のWEBサイトをご覧いただきありがとうございます。福井県内での移動は、車での移動が当たり前の「車社会」になっています。ただし、その反動として、福井において、不幸にして交通事故に遭われてしまう方が多数いることも事実です。しかしながら、福井県民の中で、交通事故の被害に遭ったときに弁護士の相談するという発想自体がないこと、弁護士が入れば適正な賠償金額を得ることが出来るということ等を知らない人が多いと実感しています。もし、皆様の周囲で交通事故被害に遭い、お悩みになられている方がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にご相談下さい。