高次脳機能障害の「神経系統の障害に関する医学的意見」とは何ですか?
-
「神経系統の障害に関する医学的意見」とは、医師が被害者の認知障害や人格の変化、問題行動などについて医学的見地から明らかにするための書類です。
高次脳機能障害で後遺障害認定を申請する際、提出が必要です。
神経系統の障害に関する医学的意見
こうした精神障害については、MRIなどの画像によっては明らかにならないので、医師や家族による報告によって判断されています。
「神経系統の障害に関する医学的意見」は、医師が本人の精神障害について記載し作成する書類です。
自賠責保険に定型書式があるので、医師に渡して作成を依頼します。
神経系統の障害に関する医学的意見作成の注意点
たとえば「疲れやすい、すぐ居眠りする」「しつこい、粘着質」「ふさぎこむ、気分が落ち込む」などの項目がありますが、医師が被害者と接する限られた時間においてこのような細かい事情を把握ことは、ほとんど不可能と言えるでしょう。
そこで、この書類を作成するときには、家族が医師としっかりコミュニケーションをとって、本人の家庭内や仕事場での様子を理解させることが重要です。
また、認知障害など神経心理学検査によって数値に落とせるものは検査によって客観的に明らかにしてもらいましょう。
高次脳機能障害で後遺障害認定を受けるとき、迷いが生じたら弁護士までご相談下さい。
当事務所のWEBサイトをご覧いただきありがとうございます。福井県内での移動は、車での移動が当たり前の「車社会」になっています。ただし、その反動として、福井において、不幸にして交通事故に遭われてしまう方が多数いることも事実です。しかしながら、福井県民の中で、交通事故の被害に遭ったときに弁護士の相談するという発想自体がないこと、弁護士が入れば適正な賠償金額を得ることが出来るということ等を知らない人が多いと実感しています。もし、皆様の周囲で交通事故被害に遭い、お悩みになられている方がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にご相談下さい。
高次脳機能障害Q&A
- 高次脳機能障害とは何ですか?
- 高次脳機能障害の症状はどのようなものでしょうか?
- 高次脳機能障害になったときに請求できる賠償金は?
- 高次脳機能障害になったときに請求できる賠償金は?
- 高次脳機能障害で将来介護費用が認められるケースとは?
- 高次脳機能障害の立証方法は?
- 高次脳機能障害になりやすい傷病は?
- 高次脳機能障害になったときの病院の選び方
- 交通事故後本人の性格が変わったが高次脳機能障害か
- 高次脳機能障害になり本人に判断能力がないのですが、示談交渉はどのように進めたら良いですか?
- 高次脳機能障害の日常生活状況報告書とは何ですか?
- 高次脳機能障害の「神経系統の障害に関する医学的意見」とは何ですか?
- 高次脳機能障害で、自宅改装費用はどこまで認められますか?
- 高次脳機能障害で必要な「3要件」とは何ですか?