高次脳機能障害とは何ですか?
高次脳機能障害について
- 高次脳機能障害とは、交通事故の外傷などによって脳が損傷を受けて、「認知機能」が低下する症状です。事故が起こった際に頭部を強打したり強く揺さぶられたりしたことで、脳挫傷やびまん性軸索損傷などになった場合に高次脳機能障害を発症しやすいです。
高次脳機能障害になると、今まで当たり前にできていたことがいろいろできなくなってしまいます。たとえば記憶力が低下したり集中力がなくなったりすることも多いですし、暴力的な性格に変わってしまう方もおられます。認知症にも似た症状なので、高齢の方が高次脳機能障害になった場合には、「年のせい」として片付けられてしまうケースもみられます。
高次脳機能障害の症状にはさまざまな程度があります。重症の場合には、ご本人は日常に必要なことがほとんど何もできなくなり、全面的な介護が必要になります。軽度の場合には、仕事を継続することも可能ですが、その際にも周囲の理解が必須となります。
高次脳機能障害の注意点
高次脳機能障害になってもご本人には自覚症状がないので、症状が軽い場合には誰も気づかないことがあります。そうなると、必要な治療を受けられませんし、本人は社会との不調和を起こして苦しむことになりがちです。たとえば会社でミスが増えたり人間関係のトラブルを起こしたりしても、病気のせいとは思ってもらえず、本人もそのことがわからないからです。
交通事故後、本人の性格の変化などの異常に気づいたら、すぐに高次脳機能障害の専門外来のある大きな病院を受診することをお勧めします。対応方法に迷われたら、弁護士にご相談下さい。
当事務所のWEBサイトをご覧いただきありがとうございます。福井県内での移動は、車での移動が当たり前の「車社会」になっています。ただし、その反動として、福井において、不幸にして交通事故に遭われてしまう方が多数いることも事実です。しかしながら、福井県民の中で、交通事故の被害に遭ったときに弁護士の相談するという発想自体がないこと、弁護士が入れば適正な賠償金額を得ることが出来るということ等を知らない人が多いと実感しています。もし、皆様の周囲で交通事故被害に遭い、お悩みになられている方がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にご相談下さい。
高次脳機能障害Q&A
- 高次脳機能障害とは何ですか?
- 高次脳機能障害の症状はどのようなものでしょうか?
- 高次脳機能障害になったときに請求できる賠償金は?
- 高次脳機能障害になったときに請求できる賠償金は?
- 高次脳機能障害で将来介護費用が認められるケースとは?
- 高次脳機能障害の立証方法は?
- 高次脳機能障害になりやすい傷病は?
- 高次脳機能障害になったときの病院の選び方
- 交通事故後本人の性格が変わったが高次脳機能障害か
- 高次脳機能障害になり本人に判断能力がないのですが、示談交渉はどのように進めたら良いですか?
- 高次脳機能障害の日常生活状況報告書とは何ですか?
- 高次脳機能障害の「神経系統の障害に関する医学的意見」とは何ですか?
- 高次脳機能障害で、自宅改装費用はどこまで認められますか?
- 高次脳機能障害で必要な「3要件」とは何ですか?